完成後のムクスタライフ

No.66

バラと納豆

庭の入り口にガーデンゲートを付けました。
その上に這わせようと、ゲートの左右にツルバラを2種類、植えました。白いシュネーバルツァーと、アプリコット色のアルケミストという品種です。初めは小ぶりに咲くシュネーバルツァーだけにしようかと思ったのですが、家族から白だけだと少し寂しいと言われ、ブラジルの作家パオロ・コエーリョの小説と同名のアルケミスト(錬金術師)を反対側に植えました。こちらは花びらがぎゅっと詰まった手毬のような形の花をつけます。輸入のバラというのは細かい根を切ってしまうため、植えたてはとても弱いらしく、肥料をあげたり害虫除去の薬を与えたりしていたのですが、しばらくすると白バラの方がうどんこ病になってしまいました。
一度病気になってしまうと成長も遅く、出てくる葉も元気がありません。薬をあげても効果が見られず、どうしたらいいのか分からないでいました。
近所に、家庭菜園で農薬や化学肥料を使わない野菜づくりをしている方がいらしたので、相談すると、意外な答え。納豆に少量の水を混ぜて、木の根元近くに埋めるというのです。
半信半疑で試してみると、本当にバラが少しずつ元気になってきました。まだまだアルケミストとの成長差はありますが、この調子なら、来年の春は可憐な白バラが見られるだろうと楽しみにしています。

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