完成後のムクスタライフ

No.73

溶連菌 <上>

1月末、5歳になる息子が半年ぶりの熱を出しました。
元気はあるのですが、2日たっても38度の熱。
少し心配になって近くの小児科で診てもらうと、溶連菌に感染しているとのこと。10日間抗生剤を飲めば大丈夫。
下の娘も、感染しても軽く済むよう3日間抗生剤を飲むことになりました。

息子は抗生剤のおかげですぐに熱も下がり、元気すぎて幼稚園の出席停止解除が待ち遠しい様子。
娘の方は37度前後の微熱がありましたが、元気も食欲もあるし、38度以上の熱が出ないと検査をしても分らないというので様子をみることに。

微熱が出始めて1週間、そろそろよくなったかなと思ったころ、お昼寝から目覚めるといきなり39度の熱が出ていました。
あわてて小児科に行くと、溶連菌検査は陽性。
すぐに新しい抗生剤を飲み始めたのですが、翌日の昼になっても39度のまま。

さすがにぐったりしてしまい、心配になって再び小児科へ。
念のためインフルエンザの検査もしましたが、陰性。
インフルエンザは2日くらい経たないと反応が出ないことがあるそうなので、溶連菌の抗生剤だけでしのぐことになりました。

ところが、熱はまったく下がらず、夜になるとベッドの中で大量の嘔吐。
深夜には40度まで上がり、夜間の看護師相談や主治医のいる病院に電話しましたが、溶連菌ならとにかく熱を下げるしかないとのこと。

もしもインフルエンザだと脳症が心配なので、解熱剤は使わず、水枕と両脇にタオルで巻いた冷却材を使って体を冷やし、水分を採ることにしました。
こんなときに限って、夫は1週間の出張です。

翌朝には38度まで下がりましたが、今度は嘔吐と下痢。その日は休日で、近くの小児科は休みです。娘はもともと吐きやすく、休日診療所の混雑を考えると、家にいる方がいいと判断。翌々日、食欲が出始め、熱も徐々に下がってきて、ようやく一息ついたころ、夫が出張から帰ってきました。

「なんだ、意外に元気そうじゃない」、見ていなかったからいえる言葉です。
つづく

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