暑さが和らぎ、緑が一段と濃くなってきたなと思っていたら、
突然、庭の真ん中に黄色い花が咲き乱れ始めました。

ほんとうに、突然。
あっという間に、黄色い山ができてしまったようです。
なんという花なのか。植物に詳しい母に聞いても分からない
と言います。
庭の真ん中なのだから、もちろん、あることは知っていました。
でも、「雑草」と呼んでいたくらいで、子どもたちが水遊びする
ときに適度な日陰をつくるので、抜かないでおいたのです。
とても成長の早い植物で、私たちがここに引っ越してきたとき
は、庭の隅で10㎝ほどの芽を出したところでした。まだ草一本
生えていなかったころで、義父が何気なく庭の真ん中に植え
たのでした。
それが、冬の間も葉が落ちず、成長を続けて、今年の春先に
は私の身長ほどに伸びていました。虫も食わないし、のびの
びとした枝葉がかわいらしいので、そのままにしておいたの
ですが、いつのまにつぼみをもったのでしょう。手鞠のように
まとまって、次々と開花し始め、緑一色だった庭が一気に華
やかになりました。
花の咲き方がサルスベリと似ているので、夫が、庭の隅に植
えた白いサルスベリを、この木の隣に植え替えて、来年は並
べて咲かせようと言っています。
